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Metaverse UEFN オススメ

【国内と海外】ビジネス分野でFortnite UEFNを活用した事例9選!

今回は、世界中で人気を博しているゲーム「Fortnite(フォートナイト)」の新しい開発ツール「Unreal Editor for Fortnite(UEFN)」についてご紹介します。
このツールがどのように活用されているのか、特にビジネスや教育の分野での事例を中心に、7つの興味深い事例をご紹介していきます。

UEFNとは?ゲーム開発の新たな地平線

まず、UEFNについて簡単におさらいしておきましょう。
UEFNは2023年3月にEpic Gamesが公開した無料のアドオンで、Fortnite上でオリジナルのゲームや「ワールド(島)」を作成し、全世界に公開できるツールです。

このツールの特徴は、以下の点にあります:

  • Unreal Engineをベースにしたインターフェース
  • 独自のプログラミング言語「Verse」の使用
  • 「FAB」と呼ばれるコミュニティからのアセット活用
  • 「Engagement Payouts」による収益分配システム

これらの特徴により、UEFNはゲーム開発だけでなく、ビジネスや教育といった分野でも注目を集めています。
では、具体的にどのような活用事例があるのか、見ていきましょう。

 

UEFNとFortniteの活用事例7選

1. NIKE×UEFN「Airphoria」

世界的スポーツブランドNIKEとEpic Gamesが共同で制作した「Airphoria」は、NIKEの人気製品Air Maxをモチーフにした仮想世界です。UEFNで開発された「Airphoria島」では、ユーザーが新感覚の「スニーカーハント」を楽しむことができます。

このプロジェクトでは、条件をクリアしたユーザーに対して、ゲーム内および現実世界(北米地域限定)で限定コラボアイテムが配布されました。これは、デジタルとリアルを融合させた新しいマーケティング手法として注目を集めています。

2. JTB×Fortnite「Island Resort e-Travel」

日本の大手旅行会社JTBが企画した「Island Resort e-Travel」は、Fortniteを活用したオンライン旅行体験プログラムです。「オンライン・デジタル空間だからこそ楽しい旅」をコンセプトに、沖縄やハワイなどのリゾート地を模したマップで観光スポットを巡ることができます。

このプロジェクトでは、以下のような特徴的なプログラムが用意されました:

  • 有名配信者とのマッチング機会
  • ゲーム大会などのイベント開催
  • 実在する地域をモチーフにしたクリエイティブMAPの探索

特にコロナ禍において、実際の旅行が難しい状況下で旅行気分を味わえるとして非常に話題となりました。

3. O2×Fortnite「O2 Arena」

イギリスの通信大手O2が、Fortnite上に建設したオリジナルの音楽アリーナ「O2 Arena」は、エンターテインメント分野での活用例として注目を集めました。

このプロジェクトでは、以下のようなコンテンツが提供されました:

  • イギリス発ポップバンド「Easy Life」のバーチャルライブ
  • ライブ開始前のミニゲーム
  • アルバムの収録トラックにちなんだ6つのエリアの散策

このプロジェクトは、Fortniteが音楽やエンターテインメント業界とコラボレーションし、新たなマーケティング手法として活用できることを示した代表的な例と言えるでしょう。

4. ソニー×UEFN「SHIBUYA MULTIVERSE」

ソニーによるマルチバースプロジェクト「SHIBUYA MULTIVERSE」は、映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」の公開に合わせて制作されました。UEFNを使用して東京・渋谷の街並みを再現し、Fortniteのマップとして公開されています。

このプロジェクトの特徴は以下の通りです:

  • アニメ「エヴァンゲリオン」の世界観を表現したクリエイター、ヤノス氏による監修
  • ソニーの高度な技術力とUEFNの融合
  • きらびやかな渋谷の世界の巧みな再現

このプロジェクトは、新感覚のゲーム体験を提供しただけでなく、映画の宣伝広告としても重要な役割を果たしました。

5. D-SHiPS32×Fortnite「D-SHiPS JOURNEY」

特定非営利活動法人D-SHiPS32が中心となって発足した教育プロジェクト「D-SHiPS JOURNEY」は、Fortniteを活用した障がいのある子どもたちへのICT教育の機会提供を目的としています。

このプロジェクトの特徴は以下の通りです:

  • 病院に入院している子どもや特別支援学校に通う子どもが参加
  • ゲーム内のアクティビティへの参加
  • 島の制作にチャレンジする機会の提供
  • ユニバーサルアクセスの実現

2023年7月には、実際に子どもたちが作成した島が2つローンチされ、Fortniteを活用したICT教育と障害福祉の融合が具体的な形となって現れています。

6. キャドセンター×UEFN「TOKYO JAPAN REALMAP」

株式会社キャドセンターが制作した「TOKYO JAPAN REALMAP」は、現実の東京駅周辺エリアを忠実に再現したマップです。

このプロジェクトの特徴は以下の通りです:

  • 3D都市データ「街バース」とUEFNの活用
  • フォトリアルな東京駅前・丸の内エリアの再現
  • レンガ造りの駅舎をバックにしたバトルやドライブの体験

このプロジェクトは、リアルな都市データとゲーム空間の融合という新しい可能性を示しています。

7. GLITCH RAVE

最後にご紹介するのは、UEFNを活用した様々な作品を手がける新鋭の個人クリエイター、MISOSHITA氏が主導するプロジェクト「GLITCH RAVE」です。

このプロジェクトの特徴は以下の通りです:

  • メタバース、ブロックチェーン、AIなどのテクノロジーの活用
  • 音楽・漫画・ゲーム・テクノロジーの融合
  • アーティストRINNEEE(吉田凜音)氏とのコラボレーション
  • UEFNを活用した限定ライブの実施

このプロジェクトは、次世代型IPプロジェクトとして注目を集めており、デジタルとリアルを融合させた新しいエンターテインメントの形を提示しています。

8. Marriott Bonvoy

世界最大級のホテルチェーンとして知られるMarriott Bonvoyが、人気ゲーム「Fortnite」内に「Marriott Bonvoy Land」を展開しました。30以上のブランドと10,000を超える施設を持つMarriottならではの、多彩な体験が用意されています。


主な特徴:

  • 4つの代表的なホテルブランドをテーマにしたミニゲーム
  • ゲーム内でのポイント獲得が実際のホテル宿泊特典に直結

インタラクティブ要素:各ブランドの個性が光る

  • Moxy:プレイヤーが小道具に変身して隠れる「プロップハント」
  • Westin:ヨガマットやフィットネススタジオを駆け抜けるレース
  • W Hotel:音楽に導かれて迷路を抜け、屋上のDJパフォーマンスを目指す
  • Autograph Collection:ユニークなアイテムを探す部屋探索ゲーム

これらのゲームを通じて、各ホテルブランドの特徴や雰囲気を体感できるのが魅力。
さらに、ゲーム内での成果が現実世界のホテル宿泊特典に反映されるため、プレイヤーのモチベーション向上にも一役買っています。

9. ホテルプラザオーサカ

日本におけるホテル業界のメタバース活用の先駆的な事例として、「ホテルプラザオーサカ」の取り組みが挙げられます。

プロジェクトの概要

  • エピックゲームズの『フォートナイト』上に独自のメタバース空間を制作
  • 世界中のプレイヤーがホテル内を仮想的に訪問可能
  • ゲームやイベントを通じてホテルの魅力を体験
  • 2024年5月1日に「和牛鉄板パルクール」マップを公開

プロジェクトの背景

株式会社プラザオーサカは、地域に根ざした老舗ホテルとして、以下の目標を掲げてこのプロジェクトを開始しました。

  • ホテルの魅力を世界中に発信
  • 大阪・十三の文化を広く伝える
  • 「地元感」を新たな形で表現
  • 大阪万博2025に向けて国内外からの来訪者増加を目指す

「和牛鉄板パルクール」ゲーム

  • ホテルの外観や人気レストラン「鉄板焼逢坂」をモデルに制作
  • アスレチック要素を取り入れたゲーム性
  • 地域の非営利プロジェクト「淀壁」のイラスト展示
  • メタバース勉強会やeスポーツイベントの計画
  • 将来的な館内施設や周辺地域の仮想空間への拡張予定

「和牛鉄板パルクール」ゲームの特徴

  • 「鉄板焼逢坂」の店内が忠実に再現
  • 大迫力のお肉の視点体験
  • ゴール後に大阪・十三の街並みを背景にした記念写真撮影

>>>【マップコード】9469-5358-2150

 

UEFNがもたらす新たな可能性

これらの事例から、UEFNとFortniteが単なるゲームプラットフォームを超えて、ビジネスや教育、エンターテインメントなど様々な分野で活用されていることがわかります。

特に注目すべき点は以下の通りです:

  • リアルとデジタルの融合による新しいマーケティング手法の登場
  • 教育分野での活用による学習機会の拡大
  • エンターテインメント業界における新たな表現方法の創出
  • 都市計画や観光分野での活用可能性

UEFNは、まだ登場して間もないツールですが、すでに多くの企業や組織が革新的な方法で活用を始めています。
今後、さらに多くの分野でUEFNを活用した新しいプロジェクトが生まれることが期待されます。

皆さんも、UEFNの可能性について考えてみてはいかがでしょうか?自分のビジネスや活動にUEFNを活用する方法があるかもしれません。
新しい技術がもたらす可能性は無限大です。

ぜひ、創造力を働かせて、UEFNの活用方法を探ってみてください!

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