
「Robloxってどんな点が魅力的なの?」
「メタバースをビジネスに取り入れる具体的な方法が知りたい」
そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
ロブロックスは、2006年に公開された世界的に人気を博すゲームプラットフォーム。
企業イベントの開催やオリジナルアバターの販売など、メタバース空間ならではのビジネス展開が各所で注目を集めています。
この記事では、ロブロックスの基本情報から、利用者が楽しめるコンテンツ、企業の活用事例、さらによく寄せられる質問まで幅広く解説していきます。
大人気メタバース『Roblox(ロブロックス)』の基礎知識
メタバースとは?
Metaverse(メタバース)は、「仮想空間を活用したさまざまなサービスの総称」を指します。
Meta(メタ)とUniverse(ユニバース)を組み合わせた造語で、SF作家Neal Stephenson(ニール・スティーヴンスン)の小説から生まれた概念。
メタバース内では、利用者が自分のアバターを操作しながら他の参加者とコミュニケーションを取ったり、多様なゲームを楽しんだり、様々な活動に参加したりすることができます。
Roblox(ロブロックス)とは?
Roblox(ロブロックス)は、ロブロックスコーポレーションが運営する大規模オンラインゲームプラットフォームです。
2004年にDavid Baszucki(デイビット・バシュッキ)氏とErik Cassel(エリック・カッセル)氏によって開発され、2006年から一般公開されています。
現在の1日当たりのアクティブユーザー数は驚異の8,890万人に達し、世界中で絶大な支持を得ています。
Roblox(ロブロックス)は何が面白い?ユーザーができること一覧
それでは、ロブロックスで利用者はどのような体験ができるのでしょうか?
以下に、ユーザーが楽しめる主な活動を紹介します。
他のユーザーが制作したゲームをプレイできる
ゲームプラットフォームであるロブロックスでは、利用者は数百万種類を超える多彩なゲームを体験できます。
アクションゲームからシミュレーション、RPG・アドベンチャー、教育系コンテンツ、スポーツ、レースゲームまで、ジャンルは多岐にわたります。
PC、スマートフォン、タブレットなど、様々なデバイスからシームレスにプレイ可能な点もRobloxの魅力と言えますね。
ゲームやアイテムを制作できる
ロブロックス内のゲームやアイテムは、すべてユーザーによって作成されたコンテンツ(UGC:ユーザー生成コンテンツ)です。
専用の開発ツール「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」を使用することで、誰でも自分だけのゲームを自由に創作することができます。
ロブロックス社は、利用者が質の高いコンテンツを簡単に制作できる環境整備に力を入れており、小学生でも直感的にコンテンツを作れる点が大きな特徴となっています。
アバターをカスタマイズできる
利用者は自分のアバターを思い通りにカスタマイズすることができます。
例えば、好みの衣装を着せたり、様々なアクセサリーを組み合わせたりと、自由度の高い着せ替えが可能。
ゲーム内通貨「Robux(ロバックス)」を使って様々なアイテムを購入したり、ユーザー間で取引したりできる点も魅力的です。
さらに、ナイキやグッチ、バーバリー、トミーヒルフィガー、ヴァンズ、スターバックスといった世界的な有名ブランドが提供する公式アイテムも入手可能です。
>>>【関連記事】Z世代に人気!Robloxに参入している企業と導入事例7選
マネタイズできる
ロブロックスでは、ユーザーがコンテンツを収益化(マネタイズ)することができます。
自作のアイテムやゲームを販売したり、ユーザー間での取引を通じてゲーム内通貨を獲得したりする仕組みが整っています(ロブロックスで販売されているアイテムの価格帯は2ドルから1,000ドル程度と幅広いです)。
獲得したゲーム内通貨は実際の現金に換金できるため、クリエイターは実質的な収入を得ることができます。
また、自作ゲームを月額課金制にすることで、安定した収益源を確保することも可能です。
メタバース『Roblox(ロブロックス)』をビジネス活用する方法
ロブロックスは一般ユーザーだけでなく、企業のビジネス展開にも積極的に活用されています。
以下に、企業がロブロックスを活用する主な方法を紹介します。
企業ワールドを設置する
企業ワールドとは、実店舗を仮想空間に再現したり、ブランドの世界観を表現したりするメタバース上の専用スペースです。
世界的な利用者数を誇るロブロックス内に企業ワールドを構築することで、多くのユーザーとの接点を創出することができます。
また、オリジナルアイテムの販売やブランド体験型ゲームの提供など、多様な形での活用が可能です。
イベントを開催する
ロブロックス内では多彩なイベントを開催することができます。
例えば、アーティストによるバーチャルコンサート、企業主催のファンミーティング、新商品発表会、限定アイテム配布キャンペーンなどです。
仮想空間でのイベント開催は、地理的な制約なく世界中から参加者を集められるだけでなく、会場費や運営スタッフ費用などのコスト削減にもつながります。
さらに、デジタルグッズの販売など、メタバースならではの新しいビジネスモデルを展開できる点も大きな魅力です。
アバターを販売する
企業はロブロックス内でオリジナルアバターやアイテムを販売することも可能です。
例えば、自社のブランドロゴをあしらったアパレルアイテムや、企業キャラクターをモチーフにしたアバターなどを展開できます。
こうしたアバター販売を通じて、ブランド認知度の向上や課金収益の獲得が期待できます。
広告を出稿する
多くの企業がロブロックス内での広告展開に取り組んでいます。
仮想空間内の建物の壁面や電車内の広告スペース、デジタル看板など、現実世界と同様の形式で広告を出稿することが可能です。
膨大なユーザー数を誇るプラットフォームでの広告活動は、認知拡大やプロモーション効果が非常に高いと言えるでしょう。
特にロブロックスは若年層の利用率が高いため、Z世代やアルファ世代をターゲットとする商品・サービスを展開する企業にとって効果的な宣伝手段となります。
メタバース『Roblox(ロブロックス)』に関するよくある質問
ロブロックスを始めるにはいくらお金がかかる?
ロブロックスは基本プレイ無料(F2P)のプラットフォームです。
ゲームのプレイ自体に費用はかかりませんが、アバターやアイテムの購入、プレミアムメンバーシップへの登録には課金が必要となります。
ただし、企業による広告出稿や専用ワールドの制作など、ビジネス目的での本格的な活用を始める場合は相応の費用が発生するため、事前に予算計画を立てることをお勧めします。
ロブロックスにNFTは導入される?
NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を基盤として作成された、唯一無二のデジタル資産を証明するトークンです。
現時点では詳細な実装計画は公表されていませんが、ロブロックス社CEOのデイビット・バシュッキ氏は2023年11月のインタビューにおいて、将来的にロブロックスへのNFT導入可能性について言及しました。
具体的には、ロブロックス内のデジタルオブジェクトやNFTが他のプラットフォームとも連携できるようなエコシステムの構築を視野に入れているという内容です。
すでに巨大なユーザーベースを持つロブロックスでNFTが正式に導入されれば、ブロックチェーン技術を活用したデジタル資産の普及が一気に加速する可能性があります。
まとめ
本記事では、ロブロックスのビジネス活用に関心をお持ちの方に向けて、基本的な知識から利用者ができること、企業による具体的な活用方法まで幅広く解説しました。
月間アクティブユーザー数が驚異の3億8000万人に達するロブロックスは、ゲームプラットフォームとしてだけでなく、企業のマーケティング戦略においても重要な位置を占めるようになっています。
ロブロックスを活用することで、顧客との新たな接点を創出し、ブランド価値を高める可能性を秘めています。
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